
本記事では、BASEが多くのスモールECに選ばれている理由から、BASE導入により成功したショップの事例、BASE Apps(拡張機能)の賢い使い分け方や、成長に合わせたプランの選び方などを詳しく解説しています。
「どんなブランドやショップがBASEを使っているのか知りたい」「自社ブランドのイメージにあった、おしゃれなサイトが作れるの?」という方はもちろん、「売れ始めた後に手数料が高くならないか」「拡張機能(App)でどこまで機能追加できるのか」とご心配な方も、ぜひご一読ください。
累計200万ショップ突破!なぜBASEが多くのスモールチームに選ばれるのか

2026年現在の最新状況を踏まえ、以下で主な特徴について解説します。
コスト(料金体系)
BASEは、売上規模に合わせて選べる2つのプランがあります。2022年に導入された「グロースプラン」により、大規模ショップでもコストを抑えられるようになりました。
<2つの基本プラン比較>
| 項目 | スタンダードプラン | グロースプラン |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 16,580円(年払時) / 19,980円(月払) |
| 決済手数料 | 3.6% + 40円 | 2.9% |
| サービス利用料 | 3% | 0.4% (※2026年現在) |
| 振込手数料 | 一律 250円 | 一律 250円 |
※注意点:「Amazon Pay」や「PayPal」を利用する場合、上記の手数料に加えて1%のシステム手数料が加算されます。
<売上金を引き出す際にかかる費用>
商品が売れた後、銀行口座に売上金を振り込む際に以下の費用が発生します。これは両プラン共通です。
・振込手数料:一律 250円
・事務手数料:
振込申請額が2万円未満の場合は500円
振込申請額が2万円以上の場合は0円
※節約のコツ
売上金が2万円を超えてからまとめて振り込むことで、事務手数料500円を浮かせることができます。
<「Pay IDアプリ」経由の販売手数料>
BASEが運営するショッピングアプリ「Pay ID」経由で売れた場合、2025年7月の改定により以下の手数料が適用されることになりました。
→Pay IDアプリ販売手数料: 合計 9.5% + 40円(概算)
※Webショップ(SNSや検索経由)からの購入は、通常のプラン手数料(約6.6%〜)が適用されます。
操作性・機能
BASEは「誰でもすぐに始められるシンプルさ」と「必要に応じて追加できる拡張性」のバランスが非常に優れ、専門知識がなくても、スマホ一台でショップ運営ができるほどの簡便さが特徴です。2026年現在の最新アップデートを含めた、操作性・機能に関する主な特徴を整理しました。
<直感的なデザイン編集>
BASEは、専門知識(HTML/CSSなど)がなくても、見栄えの良いショップが作れるよう設計されています。
・パーツを置くだけのデザイン編集
画像やテキスト、商品一覧などの「パーツ」を、ドラッグ&ドロップで配置するだけでショップデザインが完成します。スマホアプリからも編集可能です。
・ノーコードでカスタマイズが可能
ボタンの色やフォント、レイアウトの変更が、マウス操作だけで完結します。こだわりたい人は「HTML編集 App」を使えば独自のカスタマイズも可能です。
<配送の簡略化>
ヤマト運輸や日本郵便と連携した、ネットショップ初心者にとって最強の配送サポート機能「BASEかんたん発送」で配送業務を簡略化できます。
・宛名書き・送り状作成が不要
注文が入ると、管理画面に発送用のQRコードが表示されます。
これをコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート)や郵便局、ヤマト運輸の営業所にある端末にかざすだけで、送り状が自動で印刷。手書きの手間や、住所の書き間違いがゼロになります。
・ 送料が売上から相殺される(レジ支払い不要)
発送時にレジで送料を支払う必要はありません。
送料は後日、商品の売上金から自動的に差し引かれるため、「手元に現金がないから発送に行けない」という事態を防げます。
・全国一律の配送料金
送り先が遠方(北海道や沖縄など)であっても、サイズに応じた全国一律料金が適用されます。
「遠方のお客さんに売れると利益が減る」という心配がなくなり、送料設定も非常に楽になります。
<【2026年最新】注目すべき強力な機能>
最近のアップデートで、特に利便性が向上したポイントが2つあります。
① 「BASE AI アシスタント」による自動化
AIが、ショップ運営の「面倒な作業」を強力にサポートしてくれます。
-1.商品説明の自動作成
キーワードを入れるだけで、魅力的な紹介文を数秒で提案
-2.SNS投稿文の生成
InstagramやX(旧Twitter)向けの宣伝テキストを自動作成
-3.SEO対策
検索エンジンに引っかかりやすいタイトルや説明文のアドバイス
② 「かんたん海外販売」の標準化(2026年3月〜)
これまでハードルが高かった越境EC(海外販売)が、設定ひとつで可能になりました。
-1.海外配送の代行
ショップ側は国内の指定倉庫に送るだけ。海外への発送手続きはBASE側が行う
-2.多言語・多通貨対応
AIが自動で言語や通貨を判定し、海外専用のカートを表示
導入数と信頼性
・ショップ開設数
250万ショップ以上(2025年11月時点)が利用するなど、国内最大級のシェアを誇り、個人作家から有名ブランド、地方自治体まで幅広く利用されています。
・集客支援
1,000万ダウンロードを突破しているショッピングアプリ「Pay ID(旧BASEアプリ)」に商品が掲載されるため、自力での集客が難しい初心者でも、アプリ経由の流入が期待できるのが強みです。
【カテゴリー別】BASEショップ事例
「BASE」は、初期費用の安さと操作の簡便さから、スモールスタートを切る個人事業主から、販路拡大を狙う老舗企業まで幅広く活用されています。
成功している企業に共通しているのは、「既存の強み(味、技術、店舗など)」を、BASEの「スピード感」と「SNS親和性」で最大化させている点です。成功事例を、課題・具体策・結果の形式でまとめました。
飲食・サービス業:麺屋武蔵(ラーメン店)
〜コロナ禍による店舗売上の激減を、EC化で打破〜
「麺屋武蔵」は、BASEを導入して成功した飲食店のベンチマークとして非常によく知られています。彼らの成功は、単に「ネットで売った」ことではなく、「スピード感」と「ブランド力の転換」にあります。
【課題】未曾有の危機と「店舗体験」の壁
2020年のコロナ禍による「客足の激減」を補うためにEC事業を推進するにあたり、以下の2つの大きな壁に直面していました。
・「お店の味」の再現性
ラーメンは鮮度が命。通販用にスープや麺を調整し、家庭で再現してもらう難易度が高かった。
・初期コストと時間の制約
1分1秒を争う状況下で、フルスクラッチ(自社開発)のECサイト構築には時間も費用もかけられなかった。
【具体策】「30分で開店」と「SNS戦略」
麺屋武蔵が取ったアクションは、驚くほどシンプルかつ戦略的でした。
・BASEによる超速開設
「まずは形にすること」を優先。BASEのテンプレートを利用し、わずか30分でショップを開設。決済機能の導入を待たずに、すぐに販売できる体制を整えた。
・限定商品の投入
「店舗では出せないユニークな限定麺」をBASE限定で販売。これにより、「店舗の代わり」ではなく「BASEでしか買えない体験」を創出した。
【結果】デジタル支店としての確立
・即座に月商数百万円
開設から間もなく、月商300万円〜400万円を安定して稼ぎ出す「デジタル支店」となった。
・新たな顧客層の獲得
リアル店舗だけではリーチが難しかった層の顧客獲得により、強い経営体質へと変化した。
製造・老舗企業:だいし屋(有限会社河野印刷所)
〜老舗印刷所が「ニッチ特化」と「直販(D2C)」でV字回復〜
創業100年を超える福井県の老舗印刷所「有限会社河野印刷所」が運営する「だいし屋」は、斜陽産業と言われる印刷業界において、「ニッチ特化」と「直販(D2C)」でV字回復を遂げた、非常に珍しい成功事例です。
【課題】アナログ対応の限界
BASE導入前、河野印刷所は以下のような「地方の印刷所特有の悩み」を抱えていました。
・受注フローの煩雑さ
メールや電話でのやり取りが中心で、仕様の確認や見積もりに膨大な時間がかかっていた。
・決済手段の少なさ
銀行振込がメインであり、個人クリエイターにとっては支払いのハードルが高かった。
・「待ち」の営業
地元の受注が中心の典型的な「待ち」の営業で、直接消費者の声を聞いたりする場もなく、全国のハンドメイド作家という潜在顧客へのアプローチもできていなかった。
【具体策】BASEを活用した「仕組み化」
BASEを単なる通販サイトではなく、「オーダー受注システム」として活用して仕組み化しました。
・「セミオーダー」のパッケージ化
複雑な印刷仕様を「テンプレート化」して商品登録。顧客が迷わず選択できるUIを構築した。
・オプション機能のフル活用
「ロゴ入れ」「フォント選択」「紙の種類」などをBASEの項目選択(オプション)で選べるようにし、事前のヒアリング時間をほぼゼロに短縮。
・多様な決済手段の提供
BASEかんたん決済を導入。クレジットカードやキャリア決済に対応したことで、スマホ一台で活動する作家層の利便性を一気に高めた。
・SNS(Instagram)との連携
活版印刷の質感が伝わる写真をInstagramに投稿し、そこからBASEへ直接誘導。広告費をかけずに全国から集客する流れを作った。
・ニッチな需要を深掘りした商品開発
ハンドメイド作家向けの「アクセサリー台紙」に特化した専門ショップを、BASEで展開した。
【結果】BtoCのブランディングに成功し、本業を支える事業へと成長
・業務効率アップ
受注から支払いまでの自動化により、事務作業の時間が大幅に削減された。
・商圏の拡大
愛媛県内中心から、日本全国のクリエイターへと顧客層が拡大。北は北海道から南は沖縄まで、全国から注文が殺到するように。
・ブランドの確立
「アクセサリー台紙といえば、だいし屋」というニッチトップの地位を確立した。
・高いリピート率を実現
注文履歴が残るため、顧客側も「前回と同じもの」を頼みやすくなり、高いリピート率を実現した。
事例から紐解く、BASE Apps(拡張機能)の賢い使い分け方
BASEは、誰でも簡単にショップを作れるのが魅力ですが、「BASE Apps(拡張機能)」をどう組み合わせるかで、売上や運営効率に天と地ほどの差が出ます。
成功しているショップは、単に機能を入れるだけでなく、「集客→教育→販売→リピート」の導線に沿ってAppsを使い分けています。ここでは、賢い使い分けのパターンを整理してみました。
集客・認知:「Instagram販売 App」×「Blog App」
成功しているアパレルや雑貨ブランドは、Instagramを「カタログ」ではなく「入り口」として徹底活用しています。
【賢い使い方】
・Instagram販売 App
投稿やリールに商品をタグ付けし、「あ、可愛い」から2タップで決済画面まで誘導。
・Blog App
商品のこだわりや制作背景をブログで発信。SEO対策(検索エンジンからの流入)だけでなく、Instagramのプロフィール欄に「店主の想いはこちら」とリンクを貼り、信頼感を高められます。
<成功のコツ>
広告感を出さず、ライフスタイルの中に商品がある風景を投稿し、シームレスにBASEへ飛ばすのが鉄則です。
購買意欲の最大化:「予約販売 App」×「テイクアウト App」
在庫リスクを抑えつつ、ファンの熱量が高い瞬間に買ってもらう仕掛けです。
【賢い使い方】
・予約販売 App
新商品や再入荷商品を「○月○日 21:00〜 予約開始」とSNSで予告。「限定感」と「待つ楽しみ」を演出し、発売直後の注文集中を作ります。
・テイクアウト App
飲食店(パン屋や菓子店など)が主に活用。事前にオンライン決済を済ませてもらうことで、店頭でのオペレーションを削減し、ドタキャン防止にも繋げています。
<成功のコツ>
予約販売によって「生産数が限られていること」を強調し、希少価値をアピールすることが重要です。
リピート・客単価アップ:「クーポン App」×「メッセージ App」
一度買ってくれたお客様を「常連」にするための守りの機能です。
【賢い使い方】
・クーポン App
「次回使える500円OFF」や「レビュー投稿でクーポン配布」など、次の購入理由を作ります。
・メッセージ App
購入後のフォローや、商品に関する質問にチャット形式で回答。この「1対1のコミュニケーション」が、Amazonなどの大手モールにはない「ショップへの愛着」を生みます。
<成功のコツ>
クーポンは「全員に一斉配布」するよりも、公式LINEやメルマガ登録者限定にすることで、特別感を演出するのが効果的です。
運営効率化:「配送日指定 App」×「納品書ダウンロード App」
売れ始めた後にパンクしないための「守り」の機能です。
【賢い使い方】
ギフト需要が多いショップは「配送日指定」を必須で導入することがポイント。
注文が増えたら「CSV一括ダウンロード」や「送り状連携」を使い、手書き作業をゼロにします。
BASEから次のステップへ?成長に合わせたプランの選び方
売上が順調に伸びてくると、次に気になるのが「手数料の重み」ですよね。BASEの「スタンダードプラン」から「グロースプラン」への切り替えは、単に機能が増えるというより、「利益率を最大化するための戦略的なステップ」と言えます。損をしないための切り替えタイミングと、そのメリットを整理しました。
「グロースプラン」とは…
月商約50万円以上を目指す規模の大きいショップ向けに、月額費用(税込19,980円、年払いは約16,580円/月)を支払うことで、決済手数料を2.9%に抑えたプランです。
無料の「スタンダードプラン」より手数料が低いため、売上が増えるほどお得になる成長支援プランと言えます。
切り替えの損益分岐点(ベストタイミング)
結論から言うと、「月商約50万円」が最も一般的な切り替え目安です。ただし、客単価や「月払い/年払い」の選択によって、そのラインは前後します。
<プラン別コスト比較(目安)>
・スタンダードプラン:月額0円 / 手数料:合計 6.6% + 40円
・グロースプラン:月額5,980円(年払いなら月あたり4,980円) / 手数料:2.9%
<タイミングを見極める数字(月商)>
・(月払い)月商50万円以上←手数料の差額で、月額費用5,980円が相殺されるため
・(年払い)月商17万円〜30万円以上←月あたりの固定費が下がるため、より低い売上でもお得に
※客単価が低い(1,000円〜2,000円)ショップは要注意!
スタンダードプランの「1件ごとに40円」という固定手数料が重くのしかかるため、月商が50万円に届かなくても、早めにグロースプランへ切り替えた方が手残りが増えるケースが多いです。
グロースプランに切り替える3つのメリット
① 圧倒的な「手残り」の増加
売上が増えれば増えるほど、決済手数料2.9%の恩恵は大きくなります。例えば月商100万円の場合、スタンダードプランより月間で約3万円以上、利益が増える計算になります。この浮いた資金を広告費や新商品の仕入れに回せるのが最大の強みです。
② 事務作業のストレス軽減
「売れるほど手数料で損をしている…」という心理的ハードルがなくなります。また、グロースプラン専用のサポート窓口なども活用できるようになり、運営の安定感が増します。
③ 柔軟なプラン変更が可能
「スタンダード → グロース」へのアップグレードは、手続き後即時に適用されます。逆に、閑散期などで売上が落ちそうな場合は、更新タイミングでスタンダードに戻すことも可能です(※年払いの返金はないためご注意ください)。
切り替え前にチェックすべきこと
・「注文完了時点」のプランが適用される
切り替えボタンを押した瞬間の注文から新手数料が適用されます。大型セールの開始「直前」に切り替えるのが最も賢いやり方です。
・年払いの縛り
「年払い」は月あたりのコストが下がりますが、途中で解約しても返金されません。今後1年間、継続的に売上が立つ見込みがある場合に選びましょう。
まとめ
BASEは「誰でも簡単に」が最大の特徴ですが、ブランドを大きく育てる段階では、クリエイティブの質、ロジスティクス、デジタルマーケティングなど、プロの視点が必要になる場面が増えます。
ルビー・グループは、ラグジュアリーブランドやファッション業界に特化したEC運用のスペシャリスト集団です。
ブランド価値を最大化する「クリエイティブ・構築」、攻めの「デジタルマーケティングと集客」、「バックエンド(物流・カスタマーケア)」のプロフェッショナル化などにより、BASEという手軽なツールを使いながら、中身は超一流ブランド並みの運営体制のECサイトを構築するお手伝いが可能です。
特に「月商数百万円〜」を目指すフェーズや、実店舗を持つブランドがオンラインへ本格参入する場合、単なる「操作代行」以上の価値(=売上とブランド保護)をご提供できますので、ぜひお気軽にお声がけください。
この記事を書いた人
ルビー・グループ コーポレートサイトチーム
各分野の現場で活躍しているプロが集まって結成されたチームです。
開発、マーケティング、ささげ、物流など、ECサイトに関するお役立ち情報を随時更新していきます!


Post
Share
LINE
Hatena
Pocket
feedly