
本記事では、Makeshopの概要と、導入に向いているサイトの規模と業種、料金プランと強み(他社ASPにはない独自機能)や活用した課題解決の事例、高機能を使いこなすための初期設定と社内運用のコツなどについて解説しています。
「600以上と言われる標準機能の中身や、月額料金プラン・サポート体制について知りたい」「どのような業種が導入しているか事例を知りたい」という方はもちろん、「機能が多すぎて設定が複雑ではないか、自社スタッフで運用可能か不安である」という方も、是非ご一読ください。
makeshopとは?導入に向いているサイトの規模と業種

国内トップクラスの機能性と拡張性
Makeshopの最大の特徴は、650種類以上(2026年時点)に及ぶ標準機能の豊富さです。一般的なASPなら、オプション費用が発生するような機能も標準搭載。デザインの自由度を左右する「クリエイターモード」を活用すれば、ブランドの世界観を妥協なく表現することも可能です。
また、外部システム(ERPやCRM、在庫連携ソフトなど)との連携実績も豊富で、事業成長に伴うシステムの複雑化にも柔軟に対応できる拡張性を備えています。
中~大規模ECサイトで真価を発揮
Makeshopは、特に年商数千万円から数十億円を目指す「中~大規模サイト」においてその真価を発揮します。
商品登録数が最大5万点まで対応可能(プランにより異なる)と大量の商品データ処理が可能で、数千〜数万点のアイテムを扱うセレクトショップやアパレルブランドのサイトでも、動作が重くなることなく安定した運営が可能です。
また「特定の会員グループのみ割引」「期間限定のまとめ買いキャンペーン」「複雑なクーポン設定」など、きめの細かいマーケティング施策をシステム上で自動化可能。これにより、手動運用では限界がある大規模サイトのプロモーションを効率化します。
B2B併用や、多品目・高頻度更新の業種に最適
Makeshopは特定の業種に限定されず幅広く利用されていますが、特に以下のようなニーズを持つ企業に選ばれています。
B2B(企業間取引)との併用
Makeshopには「B2Bオプション」が用意されており、取引先ごとに卸価格を設定したり、ログイン後のみ価格を表示したりするクローズドサイトの構築が容易です。一般消費者向け(B2C)と卸売りを一つのシステムで管理したい企業にとって、最適な選択肢となります。
多品目・高頻度更新の業種
型番商品が多い家電、パーツ、日用品、あるいはシーズンごとに大量の新作が出るファッション業界など、商品管理の煩雑さが課題となる業種に向いています。
Makeshopは、単に「安く手軽に」始めたい初心者向けではなく、「本格的な機能で売上を最大化し、バックヤードの業務効率も追求したい」という意欲的なビジネスフェーズにある企業に最適です。豊富な機能を使いこなすことで、自社のビジネスモデルに合わせた独自のEC戦略を、低コストかつスピーディーに実現できるでしょう。
料金プランと強み|他社ASPにはない独自機能
ASPサービスを選択する上で、コストパフォーマンスと機能のバランスは最も重要な比較ポイントです。Makeshop(メイクショップ)は、単なる低価格ASPとは一線を画す「高機能かつ伴走型」のサービス展開を行っています。ここでは、中心となる料金体系と、競合他社にはない圧倒的な強みについて解説します。
プレミアムプランを中心とした料金体系
Makeshopのメインプランは、多くの成長企業に選ばれている「プレミアムプラン」です。
・月額費用: 12,100円(税込)
・初期費用: 11,000円(税込)
・販売手数料: 0円
最大の特徴は、売上がいくら上がってもシステム側に支払う販売手数料が無料である点です。月商が数百万円〜数千万円と拡大するほど、売上連動の手数料が発生する他社プラットフォームに比べて、利益率が高くなる設計になっています。
また、商品登録数も標準で10,000点(最大50,000点まで拡張可)と大容量であり、小規模からスタートして大規模サイトへ成長するまで、プランを移行することなく使い続けられる安定感があります。
独自機能①:強力なB2B(BtoB)オプション
他社ASPに対する最大の差別化ポイントの一つが、本格的な卸販売や企業間取引に対応できる「B2Bオプション」の存在です。
通常、B2Bサイトを構築するには高額な専用システムが必要ですが、MakeshopではECサイトとしての基本機能を維持したまま、以下の高度なB2B機能を実装できます。
・取引先別の価格設定: 顧客グループごとに卸価格(掛け率)を変更可能
・クローズドサイト運用: ログインした会員のみに商品や価格を表示
・決済手段の制限: 特定の取引先のみ「請求書払い(掛け払い)」を許可
これにより、一般消費者向けのB2C販売と、取引先向けのB2B販売を一つの管理画面で完結させることができ、運用コストを劇的に削減できます。
独自機能②:業界随一の手厚い「電話サポート」
多くのASPがサポート業務をチャットやメールのみの対応に移行する中、Makeshopは「電話サポート」を標準提供している点が大きな強みです。
EC運営では「設定がうまくいかない」「キャンペーンを明日に控え、今すぐ解決したい」という緊急事態が頻発します。Makeshopでは専任のアドバイザーが直接口頭で操作方法をレクチャーしてくれるほか、開店前にはショップ構築をサポートする「開店アドバイザー」がつくなど、システムに詳しくない担当者でも安心して導入できる体制が整っています。
独自機能③:自由度の高いデザインカスタマイズ
「ASPはデザインの自由度が低い」という定説を覆すのが、Makeshopの「クリエイターモード」です。
・HTML/CSSのフルカスタマイズ: 自由記述が可能なため、独自のUI/UXを追求したブランドサイトを構築可能
・レスポンシブ対応: PC・スマホ・タブレットのあらゆるデバイスに最適化
・パーツ単位の編集: 豊富な変数が用意されており、動的な表示(在庫状況やランキングなど)も柔軟に配置可能
【事例紹介】makeshopを活用した課題解決の形
Makeshop(メイクショップ)は、その圧倒的な機能数と柔軟性により、業種を問わず多くの企業の課題を解決してきました。単に「サイトを作る」だけでなく、現場のオペレーションを改善し、売上を最大化させた具体的な成功事例から、その活用方法を紐解きます。
アパレル業界:多品目・在庫管理の効率化とブランディング
トレンドの移り変わりが激しく、商品数(SKU)が膨大になりがちなアパレル業界では、「更新工数の削減」と「ブランドの世界観の両立」が共通の課題です。
【活用機能】
クリエイターモード 一括商品登録
【課題解決の実例】
ある中規模セレクトショップでは、新作入荷のたびに発生する数百点の商品登録作業がボトルネックとなっていました。そこでMakeshopのCSV一括登録機能を活用し、基幹システムとのデータ連携を最適化することで、作業時間を従来の3分の1に短縮。
さらに、「クリエイターモード」でスマホ閲覧時の操作性を徹底的に磨き上げた結果、カゴ落ち率が劇的に改善し、リピート率の向上に成功しています。
食品・飲料業界:ギフト対応と定期購入によるLTV向上
賞味期限管理や、お中元・お歳暮などの「のし・ギフト対応」が必須となる食品業界では、「注文処理の自動化」が鍵となります。
【活用機能】
注文備考欄カスタマイズ 定期購入機能
【課題解決の実例】
老舗の和菓子メーカーでは、贈答品需要が高まる繁忙期の受注処理が手作業では追いつかないという課題を抱えていました。そこでMakeshopの高度なオプション設定機能を使い、「のし」の種類や名入れ情報を正確に受注データへ反映させることで、確認作業のミスをゼロに。
また、お茶や米などの消耗品を扱う店舗では、「定期購入機能」を導入することで、広告費をかけずに安定した月商を確保するストック型ビジネスへの転換を実現しています。
B2B(卸売)業界:アナログ脱却による受注工数80%削減
FAXや電話での注文が主流だったB2B企業において、「取引先ごとの個別対応」をデジタル化するのは至難の業でした。
【活用機能】
B2Bオプション(会員グループ別価格設定、法人専用決済)
【課題解決の実例】
建築資材の専門商社では、取引先によって「A社は30%引き、B社は25%引き」といった複雑な価格設定を手動で管理していました。
そこでMakeshopの「B2Bオプション」を導入し、取引先がログインするだけでそれぞれの卸価格が表示される仕組みを構築。FAXの読み取りや打ち込みミスが解消されただけでなく、取引先側も24時間いつでも発注が可能になったため、結果として注文数そのものが増加するという相乗効果を生みました。
<成功事例に共通する「課題解決」のポイント>
これらの事例に共通しているのは、Makeshopを単なる「販売窓口」としてではなく、以下のように「業務効率化のためのシステム」として使い倒している点です。
工数削減:豊富な一括処理機能や外部連携により、バックヤードの負担を最小化
売上維持・向上:会員ランクに応じた優待や、ターゲットを絞ったクーポン施策で顧客を離さない
柔軟な適応:独自の商習慣(B2Bや特殊な配送ルール)をシステム側で吸収
高機能を使いこなすための「初期設定」と社内運用のコツ
Makeshop(メイクショップ)の最大の武器は、国内トップクラスを誇る圧倒的な機能数です。しかし、導入初期の企業が陥りやすい罠が、その多機能さに圧倒され、設定や運用が複雑化してしまうことです。高機能なシステムを宝の持ち腐れにせず、スムーズに軌道に乗せるための「引き算」の考え方と、運用のポイントを解説します。
「使わない機能」を捨て、シンプルにスタートする
Makeshopには650以上の機能が標準搭載されていますが、そのすべてを最初から使いこなそうとする必要はありません。多機能すぎるがゆえに、あれもこれもと手を出してしまうと、初期設定に膨大な時間がかかり、現場のオペレーションが混乱する原因となります。
まずは「自社の商品を売り、決済し、配送する」という基本動線に直結する機能に限定して設定を行います。
次に「やらないこと」を決めます。高度な販促ルールや複雑な会員ランク設定などは、サイトが軌道に乗ってから順次拡張していくのが正解です。
また運用担当者が毎日触れる「管理画面」は、不要な項目を視界に入れないよう、まずはシンプルに保つ意識を持ちましょう。
最初から完璧を目指すのではなく、最小限の構成で最速でオープンさせることが、結果として社内の習熟度を早める近道となります。
専任アドバイザーを「社内チームの一員」として活用する
Makeshopが他社ASPと大きく異なる点は、導入前後のサポート体制の厚さです。このリソースを「操作方法を聞くだけの窓口」にするのは、非常にもったいないです。
まず最初は、開店アドバイザーに相談してみましょう。 初期設定の段階で自社の商習慣(特殊な送料設定やポイント付与など)を伝え、「Makeshopのどの機能を使えば最も効率的か」をアドバイスしてもらいましょう。
数多くの成功・失敗事例を見てきたアドバイザーから、他社の効率的な運用フローをヒアリングすることで、自社だけで悩む時間を大幅に削減できます。
「社内運用マニュアル」の整備と属人化の防止
高機能なASPを運用する場合、特定の担当者しか操作できない「属人化」が最大のリスクになります。チーム全体で安定した運営を行うためには、独自の運用マニュアルの作成が不可欠です。
Makeshop公式のヘルプページは非常に充実していますが、情報量が多すぎます。「自社ではどのボタンを押し、どの項目を入力するか」をキャプチャ付きでまとめた、A4数枚程度の「クイックマニュアル」を自社用に作成しましょう。
「受注確認→在庫引き当て→サンクスメール送信」といった日々のルーティンをフロー図にしておくだけで、急な担当者の不在時にも混乱を防ぐことができます。
まとめ
Makeshopは、月額12,100円という投資で、将来的な大規模化やB2B展開までをカバーできる、死角のないプラットフォームと言えます。しかし非常に多機能であるがゆえに、自社の既存フローをそのままシステムに無理やり当てはめようとすると、かえって運用が複雑化し、現場の負担が増大するリスクがあります。機能を最大限に活かすためには、「自社の業務フローをシステム側に寄せる、あるいは最適化する」という視点での業務整理が不可欠です。
ルビー・グループは、数多くのEC運用支援で培った知見を活かし、クライアントの現状の商習慣を棚卸しします。その上で、Makeshopの標準機能で解決できる範囲を見極め、効率的なオペレーションへと導く「業務の標準化」を支援。システム導入を機にバックヤードの無駄を削ぎ落とし、売上拡大に直結する戦略的な運用体制の構築を実現いたします。Makeshopの導入をご検討されているのであれば、ぜひお気軽にご相談ください。