2023.6.19

2023.10.27

#SEM

ECサイトの基本的な集客方法と便利な無料ツールの紹介!

ECサイトを立ち上げただけでは売上の成長に繋がるとは限らず、ECサイト上にユーザーを集客する必要があります。本記事では、基本的な集客方法である「広告」「SEO」「SNS」の 3つの方法と、併せて利用する事で効果を最大限発揮できる無料ツールについて詳しく解説していきます。

ECサイトの売上方程式

ECサイトの売上は、 「売上=集客×購入率×顧客単価」の方程式で決まります。 既存顧客へのメルマガ配信、サイト機能改善、カートシステム、セールなどでは、コンバージョン率を上げる事が可能で、キャンペーンやセット販売、新商品のリリースなどで、顧客単価を上げる事が可能になります。購入率や顧客単価も重要な項目ですが、まず初めに集客をしECサイトの認知度を上げる必要性があります。
ECサイトの基本的な集客には「広告」「SEO」「SNS」の3つがあり、それぞれ詳しく解説していきます。

インターネット広告

インターネット広告とは、インターネット上のウェブサイトやアプリケーション、 ソーシャルメディアなどで表示される広告のことです。


インターネット広告の種類は主に下記の5つがあります。


  1. リスティング広告:主に検索エンジンの検索結果ページに表示される、テキストベースの広告。
  2. バナー広告:ウェブページの上部、下部、または側面に表示される画像やテキストの広告。
  3. アフィリエイト広告:商品が売れるたびに一定のアフィリエイト料を紹介者に支払う広告。
  4. 動画広告:動画コンテンツの再生前、途中、または後に表示される動画広告。
  5. SNS広告:Facebook、Instagram、Twitterなどのソーシャルメディアプラットフォーム上で表示される広告。

 

 

 

リスティング広告

リスティング広告は検索エンジン上に表示される広告の一部で、 特定のキーワードを検索するときに関連する広告が表示される仕組みです。具体的には、Googleなどの検索エンジンで、特定のキーワードを検索すると、検索結果の上部や右側に広告として表示されます。

広告主が入札した金額に応じて表示され、入札額が高いほど上位に表示されます。また広告主は、広告のタイトルや説明文、表示されるページのURLなどを自由に設定することができます。

検索結果の上部に表示されるため、検索者の目に留まりやすく、クリック率が高い傾向にあります。
また、キーワードに関連した広告が表示されるため、興味を持っている人にアプローチすることができます。

 

 

 

バナー広告

バナー広告とは、インターネット上のウェブサイトやアプリケーションなどに表示される画像やアニメーションを用いた広告の形式です。バナー広告は、広告主が自社の商品やサービスを宣伝利用し、ユーザーが広告をクリックすると、広告主のウェブサイトやランディングページへと進みます。

バナー広告では、ウェブサイト運営者は広告収入を得ることができるため、広告スペースを提供しており、重要な収益源の一つです。

様々なサイズや形状がありますが、一般的なものには、横長の「リーダーボード」(728×90ピクセル)、四角形の「ミディアムレクタングル」(300×250ピクセル)などがあります。

広告主が入札した金額に応じて表示され、入札額が高いほど上位に表示されます。また広告主は、広告のタイトルや説明文、表示されるページのURLなどを自由に設定することができます。

検索結果の上部に表示されるため、検索者の目に留まりやすく、クリック率が高い傾向にあります。
また、キーワードに関連した広告が表示されるため、興味を持っている人にアプローチすることができます。



アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、インターネット上で商品やサービスを宣伝し、広告運用の結果として収入や成果に応じて報酬を得るオンラインマーケティング手法の一種です。アフィリエイトは、ウェブサイトやブログ、SNSなどのプラットフォームで広告を掲載し、訪問者が広告をクリックして商品やサービスを購入すると、広告主から報酬が付きます。

アフィリエイト広告の主に3つの関係で行われます。

  1. 広告主(マーチャント): 商品やサービスを提供し、アフィリエイト広告を出稿する企業や個人。
  2. アフィリエイター(パブリッシャー): 自身のウェブサイトやブログ、SNSなどに広告を掲載し、報酬を得る企業や個人。
  3. アフィリエイトプログラム(ネットワーク): 広告主とアフィリエイターをつなぐプラットフォームで、広告の管理や報酬の支払いを行います。


アフィリエイト広告の報酬形態には、4つの種類があります。

  1. 成果報酬型(CPS: Cost Per Sale):商品やサービスが実際に売れた際に報酬が付きます。
  2. クリック報酬型(CPC: Cost Per Click):広告をクリックした際に報酬が付きます。
  3. 表示報酬型(CPM: Cost Per Mille):広告が表示された回数に応じて報酬が付きます。
  4. 報酬型(CPL: Cost Per Lead):広告をクリックして特定のアクション(例: 登録や資料登録請求) が行われた際に会員への報酬が付きます。


アフィリエイト広告は、低コストで広告を出稿できることや、現状に合った広告を掲載することができるため、ビジネスや個人の収益増加につながる可能性があります。効果的な広告の作成が必要です。



動画広告

 引用元:YOUTUBE 株式会社ギークプラス広告


動画広告とは、動画コンテンツを利用して商品やサービスを宣伝するために制作された広告のことです。テレビやインターネット上の動画共有サイトやソーシャルメディアなどで視聴されることが多く、視聴者に商品やサービスについての情報を提供することが目的です。

動画広告には、テレビコマーシャルのような30秒から60秒程度の長さのものから、インターネット上で視聴されるような短い広告や、長尺のストーリー仕立てのものまで、様々な形態があります。また、最近ではインフルエンサーやYouTuberなど出演する広告も多く制作されています。動画広告は、映像と音声を使って伝えることができるため、視聴者に強い印象を与え、商品やサービスの認知度や購買意欲を高めることができるとされています。



SNS広告

引用元:INSTAGRAM 株式会社 PLAN-B広告


SNS広告とは、ソーシャルメディアプラットフォームで行われる広告のことです。SNSプラットフォームには、Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどがあります。

SNS広告は、広告主がソーシャルメディアプラットフォームに広告を出稿し、ユーザーが自分たちのタイムラインやニュースフィードなどで広告を閲覧する仕組みです。広告のターゲティング機能を活用して、特定のユーザー層にまた、広告の形式としては、テキスト広告、画像広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリーズ広告などがあります。

また、SNSプラットフォームでは、ユーザーが積極的にコンテンツをシェアしたり、コメントしたりするため、広告主は自社商品やサービスについての認知度を高めることができます。

SEO対策

SEO(検索エンジン最適化、Search Engine Optimization)とは、ウェブサイトが検索エンジン(GoogleやYahoo!)の検索結果で上位に表示されるように、対象のウェブサイトやコンテンツを最適化するプロセスのことです。SEOの目的はより多くのユーザーに対して自分のウェブサイトが見つけやすくなることで、 ウェブサイトのアクセス(訪問者数)を増やすことです。

SEOは主に以下の3つの要素で構成されています。

  1. 内部対策:メタタグ、テキストタグ、URL構造、画像の最適化、内部リンク、キーワードの配置、コンテンツの質などが含まれます。
  2. 外部対策:バックリンク(他のウェブサイトから自分のウェブサイトへのリンク)の事を指します。ソーシャルメディアやオウンドメディア等での評判も含まれます。
  3. コンテンツ対策:SEOコンテンツは、検索エンジンの検索結果で上位にランクインすることを目指して、キーワードの選定やコンテンツの構造、品質、ユーザークエリを重視して作成されます






SEO内部対策

SEO内部対策とは、ウェブサイト全体の構造やコンテンツなどの内部要因を最適化することによって、検索エンジンに対して最適な情報を提供することを目的としたSEO対策のことです。

以下は、SEO内部対策の主な対策事例です。


  1. キーワードの適切な配置:ウェブサイトのコンテンツ内に、適切なキーワードを配置するで、検索エンジンが対象のサイトを対策キーワードで認識しやすくなります。キーワードを無理やり配置する事はペナルティの対象となる可能性があるため、適度な使用量に注意する必要があります。
  2. URLの最適化:URLは、ウェブサイトの構造を表す上で重要な要素です。適切なURLを設定することで、検索エンジンはページの内容を正しく認識しやすくなります。シンプルで対策キーワードを含むURLなど、覚えやすいURLを設定することでユーザーの利便性も向上します。
  3. サイトマップの作成:サイトマップは、ウェブサイト内のページをまとめたもので、検索エンジンがウェブサイト内のページをクロールする際の参考情報となります。サイトマップを作成することで、検索エンジンに対してウェブサイト内の情報をより効率的に提供することができます。
  4. ページ速度の最適化:ページの読み込み速度は、ユーザーの利便性や検索エンジンのランキングに影響します。ウェブサイトのページ速度を最適化するために、画像の最適化やキャッシュの利用、JavaScriptの最適化などが有効です。
  5. モバイル対応の実施:近年、デバイスモバイルからのアクセスが増えており、モバイル対応が必須となっています。モバイル対応を行うことで、ユーザーの利便性が向上し、検索エンジンランキングも上昇する可能性があります。






 SEO外部対策

SEO(検索エンジン最適化)の外部対策とは、自社ウェブサイト以外の外部サイトやインターネット上の様々なプラットフォームで、自社ウェブサイトへのリンクやメンションを増やすことを指します。

具体的には、以下のような取り組みが挙げられます。

  1. 外部サイトへのリンク:自社ウェブサイトへのリンクが多い外部サイトを増やすことで、自社ウェブサイトの検索エンジンのランキングを上げることができます。具体的には、業界ブログやニュースサイト、メディアサイトなどからリンクを取得することが重要です。
  2. ソーシャルメディア活用:TwitterやFacebookなどのソーシャルメディア上で自社ウェブサイトへのリンクを共有することで、 外部からのアクセスを増やすことができます。
  3. プレスリリースの配信:重要なイベントや新商品の発売など、自社のニュースを配信することで、業界メディアからの受け入れられる可能性を高め、自社ウェブサイトへのリンクを獲得することができます。
  4. ゲスト投稿:業界ブログやニュースサイト、オンラインマガジンなどに、自社代表者がゲスト投稿することで、自社ウェブサイトへのリンクを獲得することができます。
  5. マイビジネスへの登録:GoogleマイビジネスやYahoo!ロコなどにウェブサイトを登録することで、地域や業界に特化した検索結果で表示される可能性を高めることができます。


これらの取り組みは、SEOの程度から見て非常に重要であり、外部からの信頼性の高いリンクを獲得することで、 自社ウェブサイトの検索エンジンランキングを上げることができます。



コンテンツ対策

SEOコンテンツ対策とは、検索エンジン最適化(SEO)の目的に沿って作成されたウェブサイト上の情報や記事のことです。
SEOコンテンツ対策は、検索エンジンの検索結果で上位にランクインすることを目指して、キーワードの選定やコンテンツの構造、品質、ユーザークエリを重視して作成されます。

SEOコンテンツを作成する際に注意すべきポイントは以下の通りです。

  1. キーワードリサーチ:対象となるキーワードを調査し、ユーザーが検索する際に使用する可能性の高いキーワードを特定します。
  2. コンテンツの質:情報が正確であり、価値あるコンテンツを提供することで、ユーザーに役立つ情報を提供し、検索エンジンによる評価も高くなります。また、ありふれた内容でなく競合と差別化したユニークな内容であることも評価が高くなる要因の一つです。
  3. コンテンツの構造:テキストタグ(H1、H2、H3など)や段落、リストなどを適切に使用して、コンテンツが読みやすく理解しやすい構造にすることが重要です。
  4. 内部リンク:関連するコンテンツへの内部リンクを適切に設定することで、ウェブサイト内の他のページへの訪問者の流入を促し、ユーザーの回遊を向上させます。


SEOは、検索エンジンがウェブサイトのコンテンツを評価し、関連性と品質を評価できるようにすることで、検索結果のランキングを向上させます。
適切なSEO戦略を実行することで、ウェブサイトはより現状のユーザーに露出し、訪問者数や成約率の向上につながります。

SNS対策

SNS(ソーシャルプラットフォームサービス)は、ビジネスにとって非常に重要なマーケティングツールとなっています。
SNSを利用して集客を行うことは、効果的な方法で顧客との関係を構築し、ビジネスを成長させるための重要な手段の1つです。

プラットフォームは,主にFacebook、Twitter、Instagram、LINEなどが利用されます。

SNS対策は、広告費用を抑えつつ、より広い聴衆層にアプローチすることができるため、小規模なビジネスから大企業まで幅広く利用されています。

SNS対策には、以下のような方法があります。

  1. コンテンツのシェアやリツイート、いいねによるバイラルマーケティング
  2. インフルエンサーや有名人を利用した宣伝
  3. 広告配信による中間層へのアプローチ
  4. キャンペーンやプレゼント企画などのイベントに参加した認知度向上

 

SNS対策を成功させるためには、以下の点に注意することが重要です。

  1. ターゲット層を明確にし、適切なプラットフォームを選択する
  2. 魅力的なコンテンツを作成し、シェアされる可能性を高める
  3. コンテンツの質を維持するため、定期的な更新を行う
  4. ネガティブな反応があった場合は、急速かつ適切に対応する

 

SNSプロモーションは、顧客とのコミュニケーションを促進することもできるため、企業としての信頼度やブランド価値の向上にもつながります。

一番最初に始めた方が良い集客方法

紹介した集客方法はどれも効果的ですが、全て実施するには費用が掛かります。
「広告」「SEO」「SNS」それぞれの分野で1つずつ比較的に簡単で効果的な集客方法を紹介します。

一番最初に始めた方が良い広告

リスティング広告:費用は発生しますが、予算の調整が出来るので手軽に始める事が出来ます。
初めはブランド名や、人気の商品名などで出稿するのがおすすめです。
予算が大きくなれば外注する事をおすすめしますが、少額で出稿するキーワードが限定している場合は自身で運用する事も可能です。


一番最初に始めた方が良いSEO対策

メタタグ設定:タイトル、ディスクリプションの設定は管理画面上で、エンジニアではなくとも変更出来るケースが多いです。
手軽に設定できるため、初めの段階で設定する事を推奨します。 特にタイトルの設定は検索順位に大きく影響するので、適切な設定をする必要がございます。


一番最初に始めた方が良いSNS対策

Instagram:SNSの中でも小売りとの相性が良いメディアになります。インフルエンサーを使用する場合は、費用が発生しますが、自社の商品をアップしてPRするのは無料で出来るため、初めの段階でアカウントを開設し投稿していく事を推奨します。

無料で利用できる分析ツール

ECサイトへの集客について様々な方法を紹介してきましたが、 実際にやってみてどの方法が効果的なのかを判断する必要があります。
以下、無料で利用できる効果検証に利用できるツールになるので、集客方法と併せて利用する事で効果を最大限に発揮する事が可能です。


Googleアナリティクス

Google アナリティクス:https://analytics.google.com/analytics/web/

Google アナリティクスは、Google が提供するWeb分析サービスツールで、Webサイトやモバイルアプリのフィルタリングやユーザーの行動などを分析することができます。
地域から、どのようなユーザーがアクセスしているかなどを知ることができ、Webサイトやモバイルアプリの改善に活用できます。ユーザーのセッション数、ページ数、滞在時間、リファラー(どの Web サイトからアクセスしてきたか)などの情報を収集し、 情報を元にさまざまな分析やレポートを生成します。
カスタムドメインやカスタムレポートの作成なども可能です。 Google アナリティクスは無料で提供されていますが、利用するにはGoogleアカウントが必要です。


Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール:https://search.google.com/search-console/about

Googleサーチコンソールは、Googleが提供するWebサイトのSEO対策ツールです。
サーチコンソールを使用することで、自分のWebサイトの検索エンジン上の表示状況や、対立の状況を確認することができます。Googleサーチコンソールは、無料で利用できますが、Googleアカウントが必要です。
ウェブマスターが自分のサイトの検索エンジン最適化を行う際には、 Googleサーチコンソールは非常に便利なツールです。



Googleキーワードプランナー

Google キーワードプランナー:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

Googleキーワードプランナーは、広告主がGoogle広告に使用するためのキーワードのアイデアや予測される検索ボリューム、競合性などの情報を調べることができます。
使用することで広告主は、自分のビジネスに関連するキーワードを発見し、競合するキーワードの検索ボリュームとコストパフォーマンスを分析し、キーワードリストを作成して、より効果的なGoogle広告キャンペーンを実施することができます。
Googleキーワードプランナーには、広告キャンペーンに使用する予定のあるキーワードのリストを入力することができます。
また、自身の商品やサービスに関連するキーワードを入力することもでき、検索ボリューム、コスト、競合性のレベルなどの情報を提供します。 これらの情報は、広告主がキャンペーンの成功を最大限に引き出すために役立ちます。

まとめ

いかがでしたか?本記事では、ECサイトの基本的な集客方法と便利な無料ツールについてお話しました。
無料や低予算で出来るものが多いので、ECサイトの集客を伸ばすための実施してみて下さい。

ルビー・グループでは、ECサイトの集客に関するサービスの支援も行っております。
数多くのECサイトで実績があり、何でも支援できますので、お困りの際はぜひご相談下さい。

この記事を書いた人

尾崎 達哉営業部 マーケティングチーム

約9年間大手広告代理店にてWEB広告の営業や運用実務と戦略立案/実行、フロント業務全般を担当し、2020年6月よりルビー・グループ株式会社へ参画。 美容、不動産、人材、アパレルなど様々な業界のクライアントの担当し、 リスティング広告をはじめSNS広告やDSP、商品データフィードを活用したCriteoやGoogleショッピング広告など幅広いWEB広告媒体の運用を経験。 現状の分析能力をし、目標を達成させるための戦略立案が強み。